ご挨拶

「新しい訪問診療の構築を目指して」

当院では、令和元年8月より精神科訪問診療を始めました。
開院から5年という節目を迎え、より多くの患者様の精神科治療に貢献するために五反田及び周辺地域で訪問診療を行っております。

これまで来院した多くの患者様から「通院のために外出するのが苦痛」「待合室で診療を待つのが苦手」との声をいただきました。
また、身体合併症があって通院が困難だったり、長期に渡って自宅に引きこもり、治療がスムーズに進まない患者様の悩みを伺う機会もありました。

こうした患者様に対して当院で何か出来ないかと考えた結果、「患者様のご自宅に伺って診療を行う」ことが最善の手段だと考えるに至りました。

私は訪問診療を行っていくにあたって、「生活臨床」という患者さまへのアプローチ方法を研究してきました。
また、実際に他のクリニックに伺って精神科訪問診療の手法を学び、さらに海外での訪問診療で積極的に行われている「アウトリーチ」という診療方法を学んできました。

当院では、これまでにない訪問診療の形として「五反田駅前スタイル」と名付けた精神科訪問診療を始めます。
五反田駅前スタイルは「訪問診療に関係する医療機関や施設との連携だけにとどまらず、行政や企業などと密に協力して患者さまのご希望に沿った診療やサービスを適時的確に提供する」ことを目指します。
多職種の方々から得た見識を最大限に活用して、患者さまの総合的なケアを行います。

新しい精神科訪問診療を構築していくのは容易いことではないと考えております。
振り返れば開院当初も「クリニックは長くは続かないだろう」と苦言を呈されたこともありました。
しかし今では多くの患者さまが受診してくださり、開院5年目を迎えました。多くのスタッフが集った現在、新しい訪問診療のかたちを構築することも不可能ではないように思えます。

今まで同様に患者さまの目線やご指摘を大切にし、これからも当院外来と並び、訪問診療についても、地域の皆さまのために尽力していきたいと考えております。

令和元年8月吉日
五反田駅前メンタルクリニック 訪問診療部
院長 奥村 克行

資格

  • 品川区医師会精神保健担当医
  • 日本精神神経学会認定精神科専門医・指導医
  • 精神保健指定医
  • 日本医師会認定産業医

経歴

1976年3月生まれ

1998年3月
北海道大学卒業
2007年3月
京都府立医科大学医学部医学科卒業
2007~2009年
公益財団法人浅香山病院(大阪府堺市)勤務
堺市立医療センター研修
2009~2010年
京都大学医学部附属病院精神科神経科医局員
2010~2015年
一般財団法人東京武蔵野病院(東京都板橋区)
2014年5月~
公益財団法人 銀座研医会診療所(火曜日担当)
2015年5月
五反田駅前メンタルクリニック開業

非常勤勤務・経歴

東京

  • 晴和病院(東京都新宿区)
  • 代々木病院(東京都渋谷区)
  • 土田病院(東京都台東区)
  • 霞が関ビル診療所(東京都千代田区)
  • 石神井公園クリニック(東京都練馬区)
  • 上板橋健康福祉センター(東京都板橋区)

京都

  • 宮崎神経科嵯峨病院(京都市右京区)
  • 岩倉病院(京都市左京区)
  • 川端病院(京都市左京区)

大阪

  • 藍野花園病院(大阪府茨木市)
  • 兵庫
  • 関西青少年サナトリューム(兵庫県神戸市)

公的業務

  • 東京都の非常勤公務員としての精神障害者措置診察業務
  • 東京都精神科救急での初期救急、後方医療機関としての協力
  • 特定非営利活動法人メンタルケア協議会の、こころの電話の相談 業務 (精神不調、自殺念慮などへの電話相談)

論文

最新精神医学 「論文:現代の先駆者、山本七平の病跡」

学会(概要・発表・講義など)

東京保険医協会

  • 「精神病理学とさらにその奥にあるものとへの興味」
  • 「現代思想と精神医学の関わり」

日本病跡学会学術総会発表抄録

  • 「関西医科大学医学部精神科大学院特別講義資料 病蹟学研究 現代構造主義からのアプローチ」:[講義]
  • 「釈迦と構造主義 [概要]」
  • 「日本のポストモダンの先駆者、山本七平」:[概要] [発表]
  • 「日本史のルネサンス―網野善彦の作った楽園―[概要]」

甘麦大棗湯座談会

  • 「心の飢餓を癒す?甘麦大棗湯Ⅰ」
  • 「心の飢餓を癒す?甘麦大棗湯Ⅱ」
  • 「心の飢餓を癒す?甘麦大棗湯Ⅲ」
  • 「心の飢餓を癒す?甘麦大棗湯Ⅳ」

研究会

森立之研究会

榛名セミナープログラム「フィンランドの精神保健改革とNAT」